今回のBlogでは4月28日に発売した「東方蒼神縁起V」の注目ポイントを、序盤のプレイをちょっとお見せしつつご紹介してまいります!
すでにPlayStation®Storeにて多くの評価をいただいております。皆様ありがとうございます!
苺坊主さんはPC用に数々の作品を制作されてきたベテランのサークルさんです。特にRPG作品の人気が高く、いずれの作品もよく作り込まれたシステム、単調にならない歯応えのある戦闘、やりこみの数々で人気を博しています。
今回発売された「東方蒼神縁起V」は2010年に頒布されたPC版初版「東方蒼神縁起」のパワーアップ移植という位置づけで、そのあと制作された追加ディスク「残暑」および大型アップデート「週末」のそれぞれの内容を含み、なおかつPS Vita向けのチューニングが施され、ゲーム面でもさらなるパワーアップやバランス調整が図られた「決定版」とも言える作品です。もちろん画面もPS Vitaに合わせてワイド画面になっていますよ。
舞台は夏の幻想郷。うだるような暑さの幻想郷に突如霧がたちこめます。
「妖怪退治」がおつとめの霊夢は「妖怪の問題なら関係ない」とだんまりのつもりでいましたが、回り回って人間にも被害が及ぶかも、と紫に言いくるめられて仲間(?)たちと共に渋々異変解決へと動き出します。
さて、ダンジョンに入ってからがいよいよこのゲームの本番です。
マップを探索し、怪しいスイッチや箱は調べる。RPGの鉄則ですね。マップ上には敵キャラも動き回っていて、触れると戦闘開始になります。意識的に敵から逃げることもできますが、逃げてばかりではキャラが成長しません。
戦闘はターン制。武器での通常攻撃と、MPを消費する弾幕スキル、そして「ボム」を消費するスペルカードの3種を駆使して敵を倒しましょう。
それぞれ相手により効く/効かないが存在するほか、スキルやスペルには「ディレイ」が存在し、同じスキル・スペルは連続発動できないようになっていたりします。先を読んだ行動選択がポイントです。
特徴的な点として、「HPと状態異常は戦闘が終われば全回復する」という点があります。
戦闘後の回復などを気にする必要はありません。回復を忘れたまま次の敵に当たって全滅、というような事態は起こらなくなっており、サクサクと先に進めます。
戦闘では敵と味方双方が陣形を組んでいます。これも飾りではなく、スキル・スペルの効果範囲と密接に関係しています。
たとえばこんな戦闘シーン。
この状態で魔理沙のスキル「ストリームレーザー」を真ん中の敵に撃ってみると……
斜め後ろの敵も巻き込んでダメージを与えられました。
このように敵の位置関係、属性を見極めながら、じっくり敵を攻略していくのが「東方蒼神縁起V」の楽しみの一つなのです。
最初は情報量の多さに圧倒されてしまうかもしれませんが、いきなり全部詰めこもうとするのではなく、必要なものから一つ一つゆっくり把握していきましょう。
PC版は難しい、難しすぎるRPGといわれていた本作ですが、PS Vitaへの移植にあたってバランスの再調整が行われました。しかし決して「ぬるい」ゲームになったわけではありません。プレイヤーが工夫した分だけ、ちゃんと結果として返ってくる骨太のRPGなのです。
紅魔館の裏口から図書館に乗り込んだ一行。図書館の主「パチュリー」とメイドの「咲夜」を倒してさらに先へと進んでいきます。時には倒したボスを仲間として迎え、冒険は幻想郷全域へと広がっていきます。
本編クリア自体まででもかなりのボリュームになっていますが、クリア後にもお楽しみ要素が満載です。やり込みのお題にも事欠きません。じっくり、末永くお楽しみ頂きたいと思います。サークル苺坊主の力作「東方蒼神縁起V」はPlayStation®Storeで好評発売中です!